ディレクターのコダマです。こんにちは!
 
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業務では主に、ログミーの企画開発ならびにログミーファイナンスの事業全般の推進を担当しています。

ログミーファイナンスは、昨年の10月末にリリースした決算説明会の書き起こしに特化したメディアです。今年2月末には掲載社数100社を越え、少しずつメディアとして形になってきました。

このサービスは、入社してから3カ月後の去年8月ごろ、代表から立ち上げを任されました。

しかしメディアの立ち上げも運営も初めてのことで、どう進めればよいのか思い悩んでしまいました。

サイト開発、記事の作成、マネタイズ、組織や体制づくり......。やるべきことはたくさんあれど、なにからどうやって手をつければ良いか分からない......。

そのときに、代表の川原崎から、メディアの立ち上げ期の運営における、やることの優先順位のつけ方についてアドバイスをされたので共有させていただきます。

1.コンテンツをつくる

メディアなので、コンテンツがないと始まりません。しかもここでしか読めないファンのつく“価値のあるコンテンツ”が何なのかを考えました。

リアルの商店と同じように、良い商品がないとお客が定期的に訪れないですし、粗悪な商品だと悪評を立てられて、サービス価値がマイナスになることもあります。

日経や他の金融メディアなど、決算情報を扱うメディアは少なくありません。後発としては、他社との差別化を図る必要があります。

そこでログミーファイナンスでは、決算説明会を全文書き起こし、一般のメディアなどでは省略されてしまう部分も含めて編集のフィルタをかけずにすべて伝える、ということをコンセプトとして据えました。 

そもそも決算説明会というのは、個人投資家向けの説明会や株主総会を除いて、一般の株主は入ることができません。限られた機関投資家やアナリスト、一部のメディアのみが全貌を知ることができるクローズドなイベントです。

説明会の模様を動画で公開している企業は一部あります。ただ、30分から1時間近くの説明会の様子を動画で見るのは、忙しい投資家層にとっては物理的・時間的な制約があるため難しいものです。
 
機関投資家やアナリストでさえも、すべての決算説明会に参加できるわけではないため、書き起こしという形式で内容をすべて知ることができれば、動画を見る手間が省けますし、ただのレポートよりも詳しい情報を得ることができます。

また、決算情報の特性として、翌日の証券取引所が開くまでに公開されていないと、投資判断材料としての価値がほとんどなくなってしまいます。

そこで、早ければ説明会が行われた当日中、遅くとも翌朝の取引開始時間までに必ず記事として公開するというルールも設けました。

2.ファン(ユーザー)をつくる

コンテンツを作る体制ができたら、次に行うのはファンをつけることです。

ファンができていないうちに、マネタイズのためにスポンサーをつけようとするとうまくいきません(理由は後述します)。

ファンづくりにおいて重要なのは、コンセプトに共感をしてもらうことです。

ユーザーが抱えている課題や、社会的に大きな課題を解決しようとする姿勢に、人は自然と感謝や応援したいという気持ちを抱き、熱狂的なファンとなります。

ログミーファイナンスでは、クローズドな決算説明会の情報をオープンにしていくことで、すべてのステークホルダーに対して平等に情報を開示し、より透明性の高い市場の創出を実現したいと考えています。

多い時には1日数十社行われる決算説明会の模様を、翌朝までにすべて記事化することはとても大変なことですが、難しい壁であるからこそ、実現することに意義があるのです。誰でもできることをやっていては、ファンはできません。

実際、ログミーファイナンスでは、記事そのものへの口コミのほかに、サービス自体に対して、「書き起こされてると読みやすくてありがたい」「中の人大変だと思うけど、がんばってほしい!」といったコメントをよくいただきます。

一方で、施策的な部分では、IR情報に興味のあるユーザーとの接点を持つためのチャネルを開拓することも重要です。

SNSやSEOのほかにも、先日提携した「みんなの説明会」のような決算関連サービスと連携していくことで、ファンの獲得につながります。

3.ファン(広告主)をつくる

ファンユーザーがいる状態になってはじめて、具体的なマネタイズを開始します。

この順番がとても重要で、2をやる前に3をやってしまうと、ゼロからアウトバウンドで顧客を開拓していく必要があります。

しかし、サービスに人気があってファンがしっかりついていると、広告主の側から勝手に問い合わせが入ってくるため、営業コストが大幅に削減されます。

新規電話をする場合であっても、担当者が「ああ、あのサービスね」となるかどうかで、受注の確度や商談にかかる時間は大きく変わります。

また、初期の営業においては、サービスのスペックや料金以前に、コンセプトに共感してもらえるクライアントをつくっていくことが大事です。

企業の担当者がファンになってくれると、その人があたかもログミーファイナンスの宣伝担当のように、他の企業に良い評判を広げてくれるためです。特にクローズドな業界や、担当者同士のつながりが深い業界では有効な手段となるでしょう。

ログミーファイナンスでは、営業担当のみならず、編集者もサービスのコンセプトをきちんと伝えられるようにサービス説明の練習をし、取材先などでIR担当の方とコミュニケーションを取るように努めています。

まとめ

まとめると、世の中に求められるコンテンツを作り、ファンとなる最初のユーザーを醸成し、それができたら最後にマネタイズを実施する。良いコンテンツがないのに集客をしようとしたり、ファンがいないのに営業をしようとすると、とても効率の悪い運営をする結果になってしまいます。

ユーザーからも広告主からも愛されるメディアを育てていくために、ぜひ意識してみてください。

ログミーでは、ログミーファイナンスのみならず、価値あるサービスをつくっていくための仲間を募集しています。

ご興味お持ちいただけた方は、下記の窓口よりぜひご応募ください!